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原田勇先生を偲ぶ

掲載日:2013.08.21

八紘学園・北海道農業専門学校校長

                         河田 啓一郎

酪農学園の学園長であられた原田勇先生が昨年12月16日急逝されましたことはアジア酪農交流会にとっても大きな大黒柱を失い痛恨の極みでありました。今年1月29日には黒澤記念講堂で盛大な追悼礼拝が行われました。

 先生は昭和2(1927)年のお生まれで、私と同年輩でした。先生は4月11日の誕生で、私は6月13日の生まれであります。学科は異なりますが、垣根を越えて先生には大変お世話になりました。私が隣国韓国を最初に訪れる機会を作って下さったのがアジア酪農交流会会長の原田先生であり、それ以降通算5回も同国を訪問することになったわけです。

 原田先生から韓国の酪農青年塾で講話をしてほしいとのご依頼があり、喜んでお引受けしました。韓国でも近年酪農が盛んになり酪農家は不受胎や乳房炎などの疾病で困っているのでそのような話をしてくれたら有難いとのことでした。そのとき酪農家の尹汝昌さん(韓国畜産協会顧問)と柳監永さん(京畿道畜産協同組合専務・酪農大へ留学)のそれぞれのお宅に1泊ずつ民泊させて頂きました。韓国訪問も初めてであり、しかも民泊も初めての経験でしたが、韓国というものを内側から体験させて貰うには大変よい機会でありました。韓国料理は何でもおいしく頂く事ができたし、オンドルの床からの暖房は快適そのものでした。お二人はもちろん奥様たちとも日本語で不自由なく会話できたので、韓国語ができない私にも全く困ることはありませんでした。それ以来ご両家とは家族ぐるみのおつき合いをさせて頂きました。尹ご夫婦は札幌の私の家に泊まって頂いたことがありますし、柳ご夫妻とは古都慶州へ我々夫婦と一緒に観光旅行をして案内して頂きました。

 この第1回目の訪韓のあと韓国との縁が深くなり、ソウル大学獣医学部で講義をさせて頂いたり、大韓獣医師会大会で特別講演をさせて頂きました。

 この初めての訪韓ツァーの10年後の2007年に私にとって5回目の訪韓の機会が訪れました。韓京大学校總長の崔一信先生(酪農大卒業生、北大大学院博士課程修了、北大より学位授与)のご好意により同大学校に招待され見学させて頂きました。また訪韓メンバーの一人でありました台湾の嘉義大学の虗金鎮教授のお世話でアジア酪農交流会の台湾酪農視察ツァーが実現いたしました。

 このようなさまざまな国際交流に参加できたことも最初原田先生のご推挙があって訪韓したことが契機となったのであります。私にとってまさに大恩人でありました。深く深く御冥福をお祈りいたします。

 原田先生、アジア酪農交流会の発展を末永くお守り下さい。

                          (2013年2月記)


酪農学園大学アジア交流会(2013.08.21)|全件表示, 通信欄
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